商工会議所の案内でIT導入補助金の説明会に参加してきた。
財源が企業の生命線、設備やシステム・道具や学習などの
事業投資により、より成長発展する事を目指し
その生命である財源を削りながら突き進む。
その成功の為に必要な事と捉え
予算との兼ね合いで予想外の出費となる事もある。
その時に補助金を検討してみて欲しい。
そもそも補助金とは
コロナ過でも非常に話題にもなっていた
助成金や給付金様々なお金関係の言葉があるが
補助金は、他とどう違うのか
助成金:条件をしっかり満たせば受けられる厚労省が主管する雇用関係のもの。
給付金:企業ではなく個人へ支給されるもので給付の内容によってマチマチ・・・
補助金は国の政策実現(政策目標達成)の手段として、その事業の拡大・企業活動を支援し
公募によってその事業実行にかかる費用を給付するというもので経済産業省が主管している
中小企業生産性革命推進事業とも呼ばれ令和4年度国家の補正予算は2000億円。
ものづくり補助金・持続化補助金・事業相続引継ぎ補助金等があり、
今回説明を受けた、IT導入補助金にはその内に900億円が振り当てられている。
IT導入補助金
2017年から設けられたこの補助金の
正式名称:「サービス等生産性向上IT導入支援事業」
IT導入支援事業者とタッグを組んで申請のサポートを受けながら
経済産業省直轄のIT導入補助金事務局に申請交付を受けるのである。
従来から継続している通常枠A型B型と2022年新設のインボイス対応・デジタル化を
目的としたデジタル化基盤導入枠、セキュリティ対策支援のセキュリティ対策推進枠がある。
去年と今年だけとなるデジタル基盤導入枠の採択率は83%で、会計や受発注ソフト・決済やECソフト等4機能の内2機能以上申請すると最大3分の2補助率で350万円補助されるのだ。
つまり525万円使って350万円補助してもらえるという事である。
通常枠は採択率60%だが、物体ではなくソフトウェアやクラウドサービスを導入する数が
1個はA型複数でB型となり、B型は最大2分の1の補助率で450万円補助される。
つまり900万円使って450万円補助してもらえるという事である。
採択率を上げる条件は社員や従業員たちの年間1.5%の賃上げが必要
(通常枠B型の場合は、この賃上げは必須)
介護事業所に関する加点
加点つまり採択率を上げる為の要件は、沢山ある。
賃上げ要件達成もそうだが介護事業所に関係あるもので
〇「介護職員等特定処遇改善加算」を取得しているものを運営している法人
〇女性活躍推進法の「えるぼし」に認定されている
というのもあるのだ。
どうだろうか、介護や福祉・医療関係の事業者も少し考えてみてはいかがかな。
通常枠B型以外であれば賃上げしなくても減点されない。
事業の発展の為には資金になるのではないだろうか。
補助金の注意点
最低半額以上国から費用を出してくれて非常に助かり、
しっかりやれば返金の必要のない補助金。
申請する前に考えて欲しい注意点は2点
①まず面倒くさい!(個人事業や人手が少ない企業はキツイ)
申請段階
「自社事業の概要」「導入するITツールをどの様に活用するのか」
「どの様な課題があり、どのような成果が見込めるのか」
等を250文字で分かりやすくまとめて提出する。
採択された
その導入しての事業開始しての、成果がどうだったのか3年間毎年細かな報告
②公募期間時の見積もり、採択されてからの支払い等しっかり時期を確認
(1日でもずれたら話になりません。)
一旦全額払って、その後の報告の一部にも不備やミスがあれば補助金は出ない
(全ておじゃん)
あなたのその事業に対する熱意、その本気度が試されるんじゃないか・・・?
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