介護業界に求められるもの

昨日、ある施設様(サービス付き高齢者向け住宅)の元で介護職として加わった。
時間は7:00~15:30いわゆる早出勤務であろう。
契約には至っていないし、本来の単発サービスでもない。
その施設としてと同時に、私の事務所としても「お試し」といったところか。
本来の単発報酬の3分の1で行った。

私としては4カ月ぶりの現場だったので正直楽しかったし、
業務や指導をしてくれる人も丁寧でしっかりと教えてくれた。

目次

介護職は、初心と素直さを忘れるな

休憩時間に入った時に教えてくれた人から言われた一言。
「沢山の人と仕事してきたけど、断トツ1番に丁寧で手際が良いです。」
「ここ本当に初めてですか?」

介護職は万年人材不足が囁かれているせいか、
いつになってもどこに行っても単発で入ると、
そこで働く人達に感謝されまくるもの。
たが、独立してからのスポット(お試し)で入ってのその言葉は
今までとは全く別で邪心なく素直に嬉しかった。
「そう言ってもらえるとすごく嬉しいです。」
心からそう思えたからそう伝えた。

10年前の自分だと
「ここに就職してくださいよ。すぐ正社員になれますよ。」
「すごく手慣れてますね。私よりも出来る人かもしれない。」等と
言葉はそのまま受け取り「そうですかぁ?」等と言いながら内心は
(当たり前だろ、誰に口聞いとんねん?)
等とプライドの鎧を纏っていたであろう。

そこの事業所は初めてだから教えを乞う姿勢は今までも同じ、
自信の高さもさほど変わらない。この素直さはどこから?
職業としての又事務所として看板背負ってる意識がるからか?
正社員であろうとパートやバイトであろうと、
必要な要素である初心と素直さはいつまでも持ち続けるべきである。

求めらる質と量

初心と素直さだけで済ませられる話ではない。
この介護職人材不足は深刻である。ずっと言われてきている事だが深刻だ。
需要に対して供給用の所があっても、そこで働く人がいないのだ。
箱や場所があっても人がいないから必要な人を受け入れられない、
かといって給料や報酬を高めてもその量は常に不足している。

国から職業として人間扱いされてこなかった「介護職」も
本当に必要不可欠な存在であり、一般企業の一般社員と
同等の給料水準にまで高まってきた。
だが悲しいのは、「人殺し」(虐待者)と「教科書」のような介護職が
同じ「1」の扱いである事。
お金を積めば介護職は増える、当然その中には「人殺し」の人数も増える。

人殺しや虐待者でなくても、10年前の私の様な素直さのないような人が
「お前達と一緒にするな」等と口走ったり、タスク志向の人が人を攻撃する
ような所は、風通しが良い事業所とはいえなく業界にも良くない。
上記の初心と素直さを忘れる事無く、学び続けるが何より重要なのである。
社会の需要のボリュームが上がったから業界が良くなっているわけではなく、
この冷遇視され続けても学び続けている人がいるからこそ、この業界が少しずつ
上向きになっている事を忘れてはいけない。

報酬は大事よ

(完全な私情です、読まない方が良いです)


今回報酬の3分の1で請け負ったわけだが、3分の1って・・・ねぇ。
事業もお金がなくなれば終わりです。
少しずつ業界も上向き加減になってきてるとはいえ、
この業界は20年やってる人間も1年目も同じで
学んでいる人もそうでない人も同じというのは如何かと思う。
人殺しと学んでいる人が同じ評価で同じ給料
(下手すればばれる前の人殺しのが、評価や給料が上)
初心と素直さをもって学び続けるにも限界があるんじゃないかなぁ。

現場の正社員に戻って、悪い意味で適当に働いた方が賢いかもしれないねぇ。
嘘です。私はお爺ですが後世の福祉の為に尽力しますよ。

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