色々と忙しくなってきました。
ブログの更新が疎かになりすみません。
さて、今回は介護福祉科のある高校へ講演する話の面談に行ってた。
教頭先生と教務主任の方との3者面談。
こうやって1介護福祉士として地域で活動出来る事は喜びだ。
事務所の説明をしてどのような形で学生に何を話すのかの話。
私としてはこれから介護福祉士になる学生へエールを送ると共に
YouTubeで散々伝えている介護福祉士の深みを話して、
その熱意や情熱をこれからの介護福祉士になる学生の心に注入しようと考えていたが、
対象が違うのではないかとの回答だった。
厳しい学習に学生の覚悟と心は十分
高校の3年間の介護福祉科の教育カリキュラムを見せてもらった。
毎年毎年年間教育計画を細かく決めており、その通りに遂行するのでパンパンな状況だ。
当然一般の高等教育に加えて介護福祉士養成のカリキュラムも3年に凝縮されており、
学生もこの大変さの覚悟や介護福祉士になる為の熱意も十分であるという。
高校を卒業すると同時に、恥をかかさない立派な介護福祉士に育て上げる為に
教育も徹底しており厳しく行っている。脱落する学生もいる程だ。
この地点で私の話というのは深すぎて正当な介護福祉士の誕生という場面では
正直迷惑になるかもしれないと思った。
基本的に講師は高校生にとって言葉が入りやすい、2・3年ぐらい先輩である
施設等で勤務する現職の介護福祉士に話してもらう事になっているのだという。
近未来の先輩の言葉が心にも入りやすいよな。よく分かる。
対象は誰に?
業界はすそ野を広げている。介護人材のあり様を【おわん型から富士山型】に変えている。
後進の育成や未来の輝く介護福祉士の為に、認定介護福祉士としてどこで誰に話したらいいのか。
介護福祉士として現職でそれなりに活動している人達へ行う研修の場もそれはそれで必要で、
実際職能団体を中心に積極的に行われ、認定介護福祉士も講師やファシリテーターとして活躍している。
確かに本来の対象はそうであろうし、私の事務所もその仕事も構えている。まだ依頼ないが。
「中学生を対象にされてみては・・・そして介護に興味を持ちこちらに進学してもらいたい。
私達も呼び込みに行ってるが、ここに入る子は皆親が介護職看護職で感化されてくる子達。」
介護福祉士の養成校入学者は年々減少傾向で、非常に少なくなっている。
高校も30席あるが20席前後入ってくるのがやっと。
都道府県に介護福祉科のある高校自体少ないのにだ。危機感すら感じる。
確かにすそ野は広がっており、ハローワークや求人などであらゆる属性の人達が介護業界に来ている。
当然社会人だから大半が高校ではなく、養成校も選ばない。現場経験実務者研修を経てなるパターン。
中学生に話せる機会があれば、興味を持ってくれる学生も増えて高校で介護福祉科を選ぶ子も出てくるか。
逆に正当な介護福祉士誕生の人に話すよりも、正当な教育を崩さずに学ぶ前の子らに分かりやすく深みを
話す事が出来れば、私の場合は面白いかもしれない。
介護福祉士の道を照らせ
未来の事なんて誰も分からない。
でも複雑な生活課題を抱える人が増えていくのは確実に見えている。
他死社会も目前に迫っている。福祉を志す人間は対応する者としてその問題に直面する。
介護福祉士という職業も1歳から18歳位まではどうしようもない未熟者だったが
人間と同じく、成人になり社会に出てくるようになってくると変化する。
もう30代後半に差し掛かるこの職業のトップを走る認定介護福祉士含め、
介護福祉士として働いている先輩たちには、後進にその道を照らす道とならねばならない。
その意識を今一度心に刻んで明日から働いて行こう。
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